2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リスボンの長い坂

今日は、塚谷正彦『郷愁−リスボンの長い坂−』の読後感を書くこととする。作者の塚谷さんは元伊藤忠の社員で、この本にはタイトルどおりに、彼のリスボン駐在時への郷愁が纏められている。塚谷さんは私の妻の遠縁に当たり、その縁で寄贈して頂いた。彼はまた…

経団連は何を守ろうとしているのか?:温室効果ガス問題への対応から考えたこと

ポスト京都議定書を検討する政府の「中期目標検討委員会」から、2020年における温室ガス排出量目標に関して6つの選択肢が示された。この6つの案は、第一が「既存技術の延長線上で効率改善を図ることとする場合」+4%(1990年比:以下同じ)、第二が「先…

オールド・メディアへの鉄槌とその崩壊

この国がしゃきっとしないのは、政治とメディアの責任が重い。メディアはしゃあしゃあと政治を批判するが、そのご当人が如何にも腰砕けで意味不明瞭。何を言いたいのか、何をしたいのかさっぱり分からない。 もうだいぶ日が経ち記憶も薄れてきたが、忘れてな…

小沢辞任に思う:悪代官と少年探偵団

小沢さんがとうとう代表辞任を表明された。後任は、鳩山由紀夫さんと岡田克也さんのお二人で争われことになるのだという。今日正式に立候補し、16日に所属議員の投票で決定されるという慌しさである。結局茶番である。これでは小沢さんがお辞めになった意味…

団塊の懺悔:しつけを放棄した罪咎

毎朝の通勤途上。駅へ急ぐ途中で必ず出会うお嬢さんがいる。彼女が気になるは、当然のこと色恋沙汰ではない。その喫煙マナーである。煙草の火の部分を外側に向け、しかも大手を振って歩くのだ。早朝のこと故、小さな子供があまりいないのでまだしも、これが…