新コロナ騒動を奇貨として

今回の新コロナ騒動では、色んなことが考えさせられる。例えば、10万円の使い道についてのインタビューで、次の人たちが目についた。夫婦二人合わせた収入で精一杯なのに、妻が職を失ったたので、これまでの生活が維持できない。早速住宅ローンが返済出来な…

たかが10万、されど10万

新型コロナ対策として、政府は、一人10万円の支給方針を固めたということだ。10万円という金額は微妙である。食うや食わずで住むところもままならない人たちにはまさに干天の慈雨。喉から手が出るほど欲しいものであろう。一方で、10万、それっぽっちと思っ…

緊急事態宣言

とうとう七都府県を対象に緊急事態宣言が発せられた。テレビ報道では、宣言初日の今日、銀座はまさしく閑古鳥が鳴いていた。気持ちとしては一刻も早く事態が収束して、平穏な日常が戻って欲しい。しかし元に戻ったら戻ったで、心配の種は尽きない。特に経済…

これまでのこと、これからのこと

今日から新年度。私は本日から、晴れて?天下の素浪人だ。これまで職場は何回か変わったが、まったくの無所属は初めてのことだ。暇になったことだし、何年かサボってきた、このブログを頑張って再開しようと思う。 しかし世の中あれよあれよという間に、とん…

中島岳志さんに大賛成

東京工大の中島岳志さんが、3月4日付け『論座』で安倍内閣ではコロナ危機を収束できない。今は『石破内閣』しかない」という論文を公表されている。私も中島さんに大賛成である。世論調査では、未だに与党対野党の構図で物事を整理しがちであり、政権与党が…

民意は「与党大勝」の審判を下したわけではない

自・公の獲得議席は、小選挙区227(茨城7区から公明推薦で無所属当選した中村喜四郎氏を含む)、比例区87の計314。対する立憲・希望は小選挙区55(民進党系で無所属当選した19を含む)、比例区69の計124。明らかに与党の大勝利である。しかし野党は負けたわ…

今回の選挙は新しい時代の始まり

今朝、朝一番で選挙に行って来た。折悪しく雨模様であったにも拘わらず、半端でない熱気を感じた。事前の大手マスコミの世論調査では、自公の大勝が予想されている。しかし投票場へ足を運ぶ有権者を見ていて、本当にそうであろうかという強い疑念を感じた。…

明日選挙に行く若者に告ぐ

若者の自民党支持。これの理解がよく読み解けなかったのだが、それが、文藝春秋11月号に掲載された橘玲『「安倍は保守」とは言ってはいけない』を読んで漸く得心することが出来た。この論文では、読売新聞社と早稲田大学現代政治経済研究所の共同世論調査が…

まだ決して遅くない

今朝勤務地の駅頭で、共産党の候補者が自公の勝利予測を指して、「選挙はマスコミが決めるものでしょうか?」と訴えていた。そのとおりである。まだ結果が出たわけではない。そこで提案である。野党共闘がならなかった選挙区でも、候補者の話し合いで自主的…

自公大勝の戦犯

この総選挙の序盤戦の世論調査によると、全てにおいて自公与党の圧倒的優位が伝えられている。このまま行けば、自公だけで憲法改正の発議に必要な2/3をも超えそうな勢いということである。”安倍一強体制”打倒は夢のまた夢ということであろうか。”希望”が…

戦争を知らない”老人たち”フォーエバー

私の学生時代はベトナム戦争のさなかにあり、70年安保反対を象徴とする反戦運動の嵐が吹き荒れていた。そうしたなかで、「戦争を知らない子供たち」がリリースされた。私たちは戦後生まれで、まさしく戦争を知らない”子供たち”ど真ん中の世代であった。そう…

立憲民主のフォロワー10万人

立憲民主の公式ツィッターのフォロワー数がたった2日間で10万人を超えたということだ。フォロワートップの自民ですら11万人にすぎない。しかもこれは8年間の累計である。因みに希望の党は3千強。この結果を小池さんはどうご覧になるのであろうか。言える…

安倍ヒットラー、小池ムッソリーニ

小池さんのファシスト的体質がますます露わになって来た。安倍さんがヒットラーであれば、彼女はムッソリーニである。民進党からの合流希望者に対して憲法と安保政策に関するハードルを課すなど、まったくご自分を何様と思っているのであろうか。今回の選挙…

自民党は村上誠一郎さんをなぜ総裁に選ばないのか?

今回の総選挙は『自・公 vs 希望・維新 vs 共・社・無所属』の三極構造になりそうだということだ。野党は基本的な政策では区々であるが、『反安倍』で一致する。民進党の前原さんなどは「打倒安倍になりふり構わず臨む」としている。 ところで、9月27日付け…

江崎さん、別にいいじゃないか。核心はモリ・カケ・日報問題から眼をそらさないこと

江崎鉄磨沖縄・北方担当大臣がマスコミの餌食になっている。「失言が怖いので答弁書を朗読する」「そもそも大臣就任は重荷だった」「要請を一旦断ったが、二階さんに説得されて翻意した」。これらが失言なんだという。要は、最初からこんなにやる気のない人…

パンとサーカス

昨日、内閣改造を受けた支持率の上昇について書いた。ドタバタ劇場を目の当たりにして、一旦現政権に嫌気をさした民衆がまたふらふらと舞い戻ったということである。モリ・カケ・日報、どの問題についても安倍さんの隠蔽姿勢は相変わらずである。私がいくら…

モリ・カケ・日報、何にも片付いていないのに

内閣改造が行われ、その結果、内閣支持率が回復しているのだという。しかしモリ・カケ・日報、懸案事項は何にも片付いていない。それなのに支持率が回復。会見で8秒間頭を下げれば、それで全て水に流せるのか。こんな調子だから、国民は安倍さん一派に高を括…

I miss 藤山愛一郎さん

内閣改造が進んでいるようだ。漏れ伝わってくる内定者はまったく新味がなく、一向に興味をそそられない。人気挽回と行くか行かないかは、一目瞭然である。安倍さんは頑張っているのかもしれないが、これはまったくの徒労であろう。 翻ってこのところ私の頭か…

情報隠蔽で制服組は得するか?

稲田朋美防衛大臣がやっとお辞めになった。彼女がここまで頑張り続けたのは、なぜなのか? 一説に、政権を守るという強力なミッションを持っていたからだという説もあるが、真相は外野席からはよく分からない。ただはっきりしているのは、特別防衛監察の結果…

急落した内閣支持率

この週末(6月17日〜18日)の各メディアの世論調査結果が発表された。各社ともに内閣支持率は急落。逆に、不支持率は急上昇した。その結果として、「支持率−不支持率」についての5月から6月にかけての各社縮小幅を大きい順に並べると、讀賣新聞25%(支持率:5…

佐々木さやかさん、お疲れ様でした

14日の参議院での金田法務大臣に対する問責決議案に関して、公明党佐々木さやかさんの反対討論は非常に酷すぎた。あれだけ物議を醸して来た金田大臣を礼賛三昧。聞いていてすっかり気分が悪くなってしまった。同晩の報道ステーションに登場した田原総一郎さ…

改めてリーダーの資質と自民党議員の責任を問う!

先週の土曜からこの金曜まで体調を崩して不覚にも緊急入院してしまった。入院は子供の頃を除けば、初めての経験と言っていい。それなりにショックであったが、この間暇に任せて一層「共謀罪」法と、加計問題を注視していた。それにしても「共謀罪」法の参議…

待ちに待った瞬間。内閣支持率急落

6月1日付「日経電子版」のインターネットを通じた世論調査(5月27〜30日実施)によれば、安倍晋三内閣支持率は26.7%と、前回調査(5月20〜23日実施)の52.1%から25.4%ポイントの、まさしく”超”急落となったということである。また地域限定ではあるが、北海道新…

下衆や下衆。自民党良識派に期待

前文科次官・前川喜平さんへのえげつない大新聞の暴露記事の波紋は、まだまだ収まらないようだ。傾向として大新聞およびリーク主の思惑に反して、前川さんを人格的に攻撃する論調はきわめて少なく見える。世論もさすがにあまりにもなりふり構わない”印象操作…

国民不敬罪もしくは侮辱罪

昨日の参議院本会議。民進党・真山勇一議員の質問に対する安倍さんの答弁は何時ものことながら、国民に対して大変失礼なものであった。例えば加計問題。真山さんの質問は「なぜ加計学園に落ち着いたのか」ということなのだが、一般論で「岩盤規制や既得権益…

「モリかカケか」そして喜平

5月23日付け東京新聞朝刊に、佐藤正明さんが描く三コマ漫画『森友と加計』が掲載された。内容は、安倍さんとおぼしき人物が蕎麦屋に入り、店員が「モリにするかカケにするか」と聞いて来たのに異常反応してやおら店を飛び出すというものである。そして今日27…

修学旅行生との出会いからの改心

この記事を書くのは実に久しぶりである。少し時間が経ってしまったが、この連休中は以下の本を読んでいた。 1.野上忠興『安倍晋三 沈黙の仮面 −その血脈と生い立ちの秘密ー』小学館 2015年11月 2.岸井成格『議員の品格』マイナビ新書 2016年6月 3.岸井…

安倍さんというリーダーを戴いて

安倍さんという人はどういう人なのであろうか。彼の人格探訪には、野上忠興『安倍晋三 沈黙の仮面−その血脈と生い立ちの秘密−』が参考になる。野上忠興さんは元共同通信の記者で、安倍さんの父君である晋太郎氏の番記者でもあったということだ。同書から以下…

安倍さん、流石にもう無理ではないでしょうか?

今回の森友問題はまこと面妖である。右翼仲間の安倍さんと籠池さんがもともと二人仲良くしてたのに、風向きが変わることによって、すっかり臍を曲げた籠池さんがノンフィクション作家・菅野菅さんの登場によって宗旨替えし、あろうことか、共産党をはじめと…

経済三流、政治五流 −昭和は遠くなりにけり−

政治の劣化が止まらない。毎度お馴染みの国会”森友劇場”で、連日追及にあっている稲田防衛大臣が、「籠池理事長との関係を全面否定して来た」答弁が虚偽であることが明らかになった。これに対して野党は防衛大臣の辞任を求めているが、安倍さんは全面的に彼…