2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

円高:本音で言えば耐えるしかない

金融政策をめぐって日銀に対する批判が喧しい。こうしたなかで不思議なのは、白川総裁誕生に一役かったはずの民主党からの批判も強いことである。円高対策や景気対策に日銀が腰を上げないことに苛立っているということのようだ。昨25日付日経朝刊の一面にも…

為替政策への疑問:市場を神と崇めるな

円高が止まらない。これは米国がこけてしまった只今現在、行き場の無くなった投資(投機)資金が円買いに流れ込んでいることが主因である。こうした動きが顕著なのは“外為”大国中国である。中国のわが国国債に対する買い越し額は、5月7352億円、6月4564億円…

経済政策への過剰な期待は大きな間違い

最近の世論調査はどれをとっても、景気対策への期待が第一ということだ。リーマンショックによって失われた15年が20年に期限延長されてしまった今日、倦み疲れた国民からそうした声があがるのは当然である。だが経済政策に過剰な期待は出来ない。 経済政策の…

進路未定者の増加は大学の責任

6日の読売新聞朝刊一面トップに、『大卒2割 就職せず』という見出しが踊っていた。内容は、「大学を今春卒業したが、就職も進学もしていない“進路未定者”が、5人に1に相当する約10万6000人にのぼることが5日、文部科学省が公表した学校基本調査の速報で分か…