安倍さん、本当にご苦労様です

 安倍さんはニューヨークでトランプさんに会ったあと、ペルーで開催されているAPECに飛んだ。今年これで何回目の海外出張か分からないが、大変な精勤ぶり。本当にご苦労様です。ところで安倍さんは、潰瘍性大腸炎と言う難病に冒されており、前回はそれが原因で辞職を余儀なくされた。昔の私の同僚がこの病に罹患しており、その苦しみを傍で見ていただけに安倍さんの大変さは想像がつく。今回の再登場に際しては、確か、この病に対する特効薬が出たため心配ないという説明がされたと思う。とすればご同慶の至りである。いずれにしても、身体を張っての献身。まったく頭が下がります。
 しかし安倍さんは何のために、体を張っているのであろうか。昨日たまたま妻の85歳になる友人を自宅に送る車中で、安倍さんの話題になった。彼女曰く。「安倍さんの政権運営は不安でならない。アフリカに対しても、ミャンマーに対しても湯水のごとくおカネを使う。来月のプーチンさんとの会談だって、北方領土のためにまた大金が出て行くのだろう。その一方で、年金のカットが懸案とされ、駆け付け警護もなし崩し的に了解事項となってしまった」。そして最後に、「税金を払うのが嫌なのではない。使い道の筋道を立てて欲しいだけだ。それに国民の命。自衛隊員だって国民だ。納得の行かない形で死地に派遣することなどあっていいはずがない」と口を噤んだ。
 不思議でならないのだが、私の周りにはこのように安倍さんを諸手を支持する人たちはいない。だが選挙をすれば自民党が勝ち、内閣支持率は高水準を維持。これはどういうことなのでか。私の周りの人々がみんなおかしな人ばかりということなのかもしれない。